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愛媛県支部顧問 豊島さん宅訪問

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愛媛県支部顧問 豊島さん宅訪問

2011.12.04

11/27(日)愛媛県支部顧問の豊島さん(放送技術部研究科4期卒)のご自宅におじゃましました。

豊島さんは、オーディオ歴・約40年。退職されてから7年かけて構築したシステムがようやく完成したと連絡をいただき、
見学と視聴をかねておじゃましました。
ご自慢のオーディオルームに案内して頂き、いろいろなお話を伺いました。
P1020095.JPG

オーディオルームは、自ら設計。
スピーカーは2WAYから始めたそうですが、最終的には5WAYシスムに。
人間の可聴帯域は10オクターブ。1つのスピーカで2オクターブづつカバー。
そうすることにより、倍音の再生がすばらしく、納得のいく音になったそうです。
P1020096.JPG
 (5WAYスピーカーシステム) 
P1020102.JPG
 (6チャンネルデバイダーとアンプ)


音楽は、パソコン(i−BOOK)に取り込みUSB端子から信号のみ取り出し
それを「D/Dコンバータ」→「D/Aコンバータ」→「ラインアンプ」→「チャンネルデバイダー」→「アンプ」→「スピーカ」の流れで再生。
P1020099.JPG
 (前面から)
P1020101.JPG
 (背面から)

「D/Dコンバータ」「D/Aコンバータ」「ラインアンプ」は豊島さんの自作。電源は「D/Dコンバータ」「ラインアンプ」はバッテリー、「DAコンバータ」は自作の電源装置。
P1020111.JPG
 (D/Aコンバータ用電源装置の内部)
P1020098.JPG
 (電源の回路図)

「チャンネルデバイダー」は、市販のものですが、回路図を入手し手を加えてたそうです。アースの取り方・ケーブルの長さ・抵抗の値1つで音が変わるなど、ご苦労は並大抵のものではなかったそうです。
とにかく、ご自身の求める音・音楽を作り上げるまで時間を掛け、いろんな工夫をされたそうです。

そんな豊島さんの理想のシステムとは「目を閉じて聴くと、スピーカの存在を忘れるシステム」だそうです。

いろいろな音楽を聴かせて頂きました。
バイオリンの音の豊かさ、ジャズのウッドベースの存在感には驚かされました。
私の愛聴のCD(マーラー交響曲第9番第4楽章のライブ録音)を再生していただいたのですが、その音の豊かさ・ライブ感・何より私のコンポでは、決して聞こえなかった指揮者の息づかいが聞こえた時には鳥肌が立ちました。

P1020112.JPG
 (豊島さん)

豊島さんは、いろんな演奏会にでかけて生の(本物の)音楽・音を聴かれるそうです。
そうすることで全体のバランスを考え、何が悪いか聞き分ける耳を持たれたのだと思います。これからは、完成したシステムで音楽を楽しまれるそうです。
豊島さん貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。(支部長:佐々木)